サイドストーリー

理想科学が生み出してきた代表的な製品にまつわるサイドストーリーをご紹介します。

社名に掲げた「理想」をめざして

理想科学の歴史は、昭和21年(1946年)9月2日、創業者・羽山昇の誕生日に1台の謄写版印刷機で始まった。
羽山は陸軍士官学校58期生。少尉に任官するも、まもなく終戦を迎え復員。日本大学に進学したが、学費も家計もすべて自身で算段しなければならなかった。そこで生業として選んだのが、謄写版(ガリ版)印刷業だった。
「日本がどうなってしまうかわからない、だからこそ人は理想を失ってはいけない。どんな時でも理想を貫いていこう」この決心がそのまま社名となり、「理想社」を創業した。その後、約1年半の歳月をかけ開発した国産初のエマルジョンインク「RISOインク」が完成。理想科学は印刷機材メーカーへの第一歩を踏み出した。

昭和27年、インク研究に力を注いでいた頃の羽山昇

世界に類のない「プリントゴッコ」「リソグラフ」の誕生

この年代は、理想科学の開発への努力が花開き、孔版印刷総合メーカーへの躍進を果たした時代だった。家庭用と事務用の世界に類のない製品の誕生である。
家庭用は昭和52年(1977年)に発売を開始した「プリントゴッコ」。その直後から驚異的な売れ行きを示し、年の暮れの風物詩ともなった。
事務用は、独自の“新孔版”技術によるまったく新しい印刷システムを採用した「リソグラフ」。昭和55年(1980年)の登場以来、常にこの分野をリードし続けている。
昭和59年(1984年)に発売した「リソグラフ007」は、製版・印刷に必要なすべての機能を1台に完結し、手軽に大量の印刷を高速・低コストで行う“印刷ロボット”として話題を呼んだ。

「プリントゴッコ」発売当時の実演風景。子どもたちに限らず、大人の興味や関心を引きつけた

理想科学の製品を世界中のお客様へ

平成に入ると、理想科学は世界各地へ積極的に海外進出し、販売ネットワークの構築を進めた。
理想科学初の海外現地法人RISO, INC(. マサチューセッツ州)の設立を皮切りに、世界各国に次々と営業拠点を設置。現在、20を超える子会社を有し、グローバルな活動行っている。
また、平成11年(1999年)には、理想科学初の海外生産拠点として中国・広東省珠海市で操業を開始した。
その後、上海・深セン・タイに工場を稼働し、グローバル体制へとシフトした。現在、理想科学は「オルフィス」「リソグラフ」などの販売や技術サポート、消耗品の供給を180以上の国と地域で展開している。

ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催したCeBIT2002に出展

カラープリントをもっと身近にする新しいソリューションに挑戦

平成15年(2003年)理想科学は、新たな市場を切り拓く新世代のビジネスプリンターを発売した。高速カラープリンター「オルフィス」の誕生である。
「オルフィス」は、“カラー出力はコストが高く時間もかかる”という概念を打ち破り、モノクロ出力並みの手軽さで「カラーをもっと身近に」していくことを実現。高速性・経済性を徹底的に追求した理想科学独自のプリンターだ。
平成21年(2009年)には、次世代高速プリンター「オルフィスXシリーズ」を発売。より高いポテンシャルを追い求めている。
理想科学は、ペーパーコミュニケーションの分野において、独自のソリューションを提供する開発型企業として挑戦し続ける。

来場者5,000人を突破したオルフィス新製品発表会

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